『新丸の内ビルディング5階レストランゾーンのパブリックトイレ』
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女性トイレ省スペースで化粧直しができるパウダータワーを設置<新しいパウダールームの試み>
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新丸の内ビルディング(新丸ビル) 東京駅丸の内エリアは歴史と周辺環境との調和に配慮した建築計画が現在も活発に進められています。2002年9月オープン「丸ビル」。 2005年11月オープン「東京ビル」。それらに続いて、2007年4月27日 (金)に「新丸の内ビルディング(新丸ビル)」がグランド オープンしました。「新丸の内ビルディング」は、地下4階、地上38階のオフィスゾーンと153店舗の商業ゾーンなどからなる複合ビルです。 隣接する丸ビルとともに、施設として景観的にも機能的にも“丸の内の顔”となっています。
今回 特集1としてご紹介するのは、「新丸の内ビルディングの5階レストランゾーンのパブリックトイレ」です。
DATA
所在地/〒100-6590 東京都千代田区丸の内1-5-1
建築主/株式会社三菱地所
設計監理/株式会社三菱地所設計
コンセプトデザイン/ホプキンス アーキテクツ(マイケルホプキンス卿)
5F店舗トイレ設計/株式会社INAX
施工/株式会社竹中工務店
2007年(平成19年)4月27日グランドオープン
株式会社INAX 営業管理部 営業情報企画室 中村治之氏が語る−新丸の内ビルディング 5階レストランゾーンのパブリックトイレ−
東京の表玄関、丸の内を代表するビルの中に、小さなお子様から高齢者まで、数多くのお客様が快適にお使いいただけるよう、機能性とデザインに配慮したトイレを設置しました。女性トイレでは、デザインも重視した設計とし、洗面空間の中央にパウダーカウンターを組み込んだタワーを配置しました。これにより、デザインを際立たせると共に、さりげなくお客様の動線を整理する役割を持たせています。
パウダータワー 女性用トイレパウダールーム

パウダータワー(左)
四つのカウンターが設置され、省スペースを活かし設計された
パウダータワー。一度に四人の化粧直しや身支度が可能です。

女性用トイレパウダールーム全景(右)
順番待ちのスペースと洗面コーナーの動線を意識して
設計されたパウダーコーナー

5階トイレ平面図
5階トイレ平面図
ご採用商品
【一般トイレ】
センサー大便器:BC-950P-AY+ DV-155BC-AD-TU
幼児用便器:C-43
小便器:AWU-506RAM
洗面器:L-848VFCS

【多目的トイレ】
車いす対応センサー大便器 :BC-950SK-AY+ DV-155FB-C-TU
洗面器:L-275

【タイル】
壁タイル:IM-1015P1/YB2
床タイル: IPF-450/MOD-1,MOD-3・IPF-4530/MOD-1,IPF-30/MOD-1,MOD-3
石材:アーストンステップ,ESSP-960/N130
洗面周りも、デザイン性の高いベッセルタイプの大型洗面器を使用しています。
鏡裏照明の組み込まれた個別鏡を組み合わせ、スマートで明るい空間を演出しています。
ミラー裏照明
ミラー裏照明
顔を優しく、明るく照らすミラー裏照明。 落ち着きと高級感を演出します。
小さなお子様連れには、トイレ入り口際でオムツ替えから授乳まで行なうことのできる授乳室を設けました。
また女性トイレ内は、ブースを広くして幼児用大便器を。更に男女各トイレにおいてもベビーキープを用意するなどの配慮を行いました。
ベビー休憩室
ベビー休憩室
2ヶ所コーナーを設けた広くゆとりのある採乳室。
手前側に哺乳瓶など洗う水仕事ができる洗面ボールや流し台など洗面空間を設置しています。 男性も利用できます。
女子トイレ 女子トイレ
女子トイレ
広めのブースにはお子様連れの方も配慮して、幼児用便器を設置。
一般ブースにもすべて手すりを設置しています。
男子トイレ
男子トイレ
男女のトイレスペースの配分を考え、L字型に細長くスペースを有効に取り、小便器を配列させました。
高齢者や障害者のお客様には全ての便器周りに手すりを設置したほか、オストメイト対応汚物流しやユニバーサルベッドの装備された多目的トイレも用意しました。
インテリアについてはフロアイメージに合わせて木目を意識し、床にフローリングを思わせる大型タイル、トイレブースや洗面台の前板などにも、落ち着いた色合いの木目柄を採用しました。壁には明るい色目のモザイクタイルを組み合わせ、壁際の照明が照らし出だすモザイクタイル特有の豊かな表情が空間に深みを与えています。
多目的トイレ
多目的トイレ
オストメイト対応汚物流しやユニバーサルベッドの装備された多目的トイレ。
トイレエントランス 壁タイルと床タイル
トイレエントランス
大型液晶モニターによる情報提供機能。
ここではお客様の待ち時間に様々なインフォメ-ションを伝える事が可能です。
壁タイルと床タイル
壁には繊細な和のテイストを持つ窯変釉のモザイクタイル。壁には木目柄のマテリアルテイストのタイルを使用しました。
−お客様を想定したパブリックトイレの設計−

新丸の内ビルディングの主たるターゲットは、大人の男性と女性。5階レストランゾーンは下町の有名レストランから全国の名店や海外レストランの日本進出店などがあり、価値ある食の時間を求めて様々な人々が訪れます。レストスペースとしてのパブリックトイレもまた充実した設備があり、ゆとりのある居心地の良い素敵な空間であるべきことを意識しました。清潔で上質、魅力的なトイレであれば、そこで過ごす全ての快適な時間を約束できます。

Archi-letter10号でも丸の内周辺の開発の納材事例「東京ビルディング TOKIA」特集して参りました。
「東京ビルディング TOKIA」は、1階の吹き抜け空間の壁を飾る”テラコッタ”の特集です。
バックナンバーとして下記URLにて掲載しております。

新丸ビルの公式サイト 新丸ビル
公式サイトはこちらから
http://www.shinmaru.jp
「東京ビルディング TOKIA」特集 バックナンバー
Archi-letter 10号「東京ビルディング TOKIA」特集はこちらから
http://iinavi.inax.co.jp/ialetter/pt0603/b001.html
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