INAXは、使いやすいトイレを必要とする全ての方が気持ちよくお使いいただける、やさしさのあるトイレプランをご提案しています。近年は、障がい者の方々のより積極的な社会参加や高齢社会が背景となって、バリアフリー化された環境整備が求められています。このような状況の中で、パブリックトイレなどでは障がい者用トイレの設置が一般化しているのです。
INAXの多目的トイレ空間は、「オストメイト」(※1)の方へのご利用にも配慮しています。今回、発売されたオストメイトパックは幅860mmでコンパクト。洗浄水量は約4割の削減を実現させました。清掃性、使いやすさに配慮した多目的トイレの使いやすさを目指したカタチ、オストメイトパック(コンパクトタイプ)をご紹介します。
(※1 オストメイト・直腸ガンや膀胱ガンなどにより、臓器に機能障がいを負い、腹部に人工的に排泄のための孔(ラテン語でストーマ)を造設させた人を「オストメイト」といいます。日常の排泄行為には様々な苦労があります。)
ストーマを持つと、便や尿が自分の意志と関係なく出てしまうため、排泄物を受ける処理袋=パウチが必要になります。
水や汚れが発散しにくいハイバックを採用しました。陶器固定ボルトを用いているため、汚れにくさだけでなく見た目もすっきりしています。外観の形状は拭きやすく清掃性を高めています。使いやすさでは、ストーマ装具装着を確認できるミラー、お湯が使えるシャワーを設置、洗浄スイッチはタッチ式フラッシュバルブを採用しています。
設置間口1100mmの従来品では設置できなかった2000mm×2000mmスペースでもオストメイト対応器具配置が可能になりました。また、設置場所に応じて、陶器左寄り(L)タイプ、右寄り(R)タイプをご用意しています。
流しの洗浄水量は、従来品の13Lから8Lに大幅節水が可能になりました。
社団法人日本オストミー協会 横浜市支部(横浜市オストミー協会)様のご協力の元、実際の使い勝手を検証して商品を開発しました。
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