伊東忠太の設計思想を活かす 本堂1階ラウンジの復原タイルと新施設インフォメーションセンター
- 施主
- 築地本願寺
- 設計
- 株式会社三菱地所設計
- 施工
- 施工:松井建設株式会社、タイル工事:株式会社日本陶業
- 所在地
- 東京都中央区
- 新築/改築
- 改築・改修
- 竣工
- 2017年10月
タイル 空間の特長
本堂1Fのラウンジの改修に伴い、腰壁部に使用されたタイルを復原。制作過程では網代模様を構成しているリブの凹凸とその凹凸に掛かる釉薬の重量差と焼成温度に配慮し、手仕事による、3種類の釉薬の重なり合い、オリジナルタイルが持つ色幅と光沢感及び経年変化による質感を再現した。新たに建てられたインフォメーションセンターの外壁タイルは、本堂外壁のイメージを継承する奥行きのあるものとした。日本の銘石の一つである岡山県産の万成石(まんなりいし)をイメージした、 ほんのりとした桜色の中に黄色味や錆色の赤味の風合いがあり、柔らかい表情を演出。 施工方法はタイル目地を感じさせない乾式施工を採用。
タイルで使用されている商品
- 外装タイル(壁・床)
- 湿式製法外装せっき質うす釉タイル 押出成形230×72(mm)
- 内装タイル(壁・床)
- 磁器質 施釉 乾式プレス成形品二丁掛 227×60(mm) t=17(mm)(ベース厚15mm+面状高さ2mm) ボーダー形状:227×40(mm) t=20(10+10片リブ)