建築当初から現存する客室暖炉のタイル復原
- 施主
- 軽井沢町
- 設計
- (設計・監理)公益財団法人文化財建造物保存技術協会
- 施工
- 清水建設株式会社
- 所在地
- 長野県北佐久郡
- 竣工
- 2025年 03月
タイル 空間の特長
明治・大正・昭和にかけて、多くの政財界人や文化人といった日本の上流階級に愛された三笠ホテル。このホテルは、明治38年(1905年)、日本郵船や明治製菓の重役を務めた実業家、山本直良によって建てられた。現存する木造の純西洋式ホテルとしては国内で2番目に古く、その歴史的価値から1980年に国の重要文化財に指定されている。設計はイギリスで建築設計を学んだ岡田時太郎、棟梁は地元の大工である小林代造、そして万平ホテルの佐藤万平が監督を務めるなど、全て日本人の手によって建築された。館内には、当時の最先端であった英国製の照明器具や衛生陶器、暖炉のタイルなどの調度品が多く現存している。客室の暖炉タイルの欠損部分を復原・製作し、当時の様子を再現した。
タイルで使用されている商品
- 内装タイル(壁・床)
- 内装暖炉タイル 特注タイル(復原)

