『人と街をつなぐ』をコンセプトに オフィスの枠を超えてアートとビジネスが交錯する超高層複合用途ビル
- 施主
- 戸田建設株式会社
- 設計
- 戸田建設株式会社 一級建築士事務所
- 施工
- 戸田建設株式会社
- 所在地
- 東京都中央区
- 新築/改築
- 新築
- 竣工
- 2024年 09月
ビルサッシ・カーテンウォール・フロントサッシ 空間の特長
TODA BUILDINGは2024年11月に旧本社ビルの建て替えプロジェクトとして完成しました。新たな芸術文化の発信拠点として、街に開かれた超高層複合用途ビルです。高層階の8階から27階はオフィスフロア、1階から6階の低層階はミュージアムやギャラリー、カフェ、レストランで構成されています。外装デザインには異なる2種類の大型フィンが交互に配置され、宮殿の柱のような力強さを演出しています。フィン内部には縦型自然換気装置が内蔵されており、TODA BUILDINGのコンセプトの一つである「防災」に基づき、災害時には手動で自然換気口から新鮮な空気を取り入れ、建物中央のエコボイドから排気する仕組みが導入されています。この自然換気装置は災害時だけでなく、通常時でも使用可能です。中間期(春・秋)には自然換気により室内を新鮮な空気で保ち、省エネ効果も期待できます。
ビルサッシ・カーテンウォール・フロントサッシで使用されている商品
- ビルサッシ
- アルミサッシ PRO‐SE・E-SHAPE Window
- カーテンウォール
- 大型フィン付きオーダーメイドユニットカーテンウォール(換気装置付)
タイル 空間の特長
街中のような路地状空間を立体的に繋ぎ、建物内を回遊できる空間になっている。1Fエントランスロビーから4Fにかけてのエスカレーターまわりには、表面に凹凸を付けたゆらぎ感のある釉薬を施した約7000枚のテラコッタ陶板を設置。旧社屋の記憶を継承しつつ、再構築された緑がかった美しいデザインで、釉薬の独特な風合いにより、1枚1枚が異なり、奥行きのある複雑な表情を持ったテラコッタ陶板で壁面を表現した。再生材料を多く使ったテラコッタ陶板は自然に仕上がるようにランダムに施工するため、パターンを分析してその比率を算出して焼成した。手作業による配置と施工により来訪者に温かみと高級感を感じさせるこれらの陶板は、過去の歴史と新しい時代の融合を象徴し、訪れる人々に深い印象を与えている。
タイルで使用されている商品
- 内装タイル(壁・床)
- 内装壁 テラコッタ陶板 FC-400X135TSA/PT2(特注)、FC-400X100TB/PT2(特注)、FC-400X135HSC/PT2(特注)、FC-400X100HD/PT2(特注)
トイレ・洗面 空間の特長
CASBEE Sランクを取得し、館内のトイレはLEED対応仕様。さらに、排水や雨水を処理し、全館のトイレ用雑用水として再利用することで、積極的に節水に取り組んでいる。内装はタイルを多用した華やかな印象で、基準階には窓を設け、自然光や外の景色を見ることでリラックスできる空間を提供。また、男女それぞれにバリアフリートイレを設け、混雑の緩和やプライバシーの確保に配慮している。ホール&カンファレンスフロアの4Fは集中利用を考慮し、スムーズなすれ違いができるゆとりある通路や大型の鏡を設置している。
トイレ・洗面で使用されている商品
- 洗面化粧台・カウンター
- ノセルカウンター(陶器仕様) L-S52SW1、はめ込み角形洗面器 L-2250
- 大便器・シャワートイレ
- パブリック向けクイックタンク式壁掛大便器 C-P111PA※LEED対応仕様、シャワートイレPAシリーズ CW-PA21L-NECK-TU、シャワートイレスリムタイプ CW-PC12-NECK
- 小便器
- センサー一体形ストール小便器 U-A12A-TU、小便器用手すり KF-701AEJ
- バリアフリー対応・幼児・医療用機器他
- 洗面器 L-COR273-MN、手洗器 L-COR260-MN、化粧鏡 KF-4510A、オストメイト対応流し S-210、ベビーキープ AC-BK-F62
- バリアフリー対応・幼児・医療用機器他
- 手すりKMタイプ L型 KF-M20R、KF-M20L、フック FKF-80F、KF-28、チェンジングボード AC-CB-01

