独立・起業の準備
(その1~どんなビジネスをしますか~)

中小企業診断士 市岡直司(株式会社市岡経営支援事務所)

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ここからは具体的に独立・起業に向けてまず何をすれば良いのかをお話していきます。
準備を始めるにあたり、最も初歩的で重要なことを決めなければなりません。それは、

「どんなビジネスをするのか?」「どんな分野で独立・起業するのか?」

ということです。これができないと準備すら始められません。

独立・起業にあたり、ほとんどの方は「どんなビジネスをするのか」を決めているかと思います。しかし、独立・起業自体が目的になっている方や漠然と起業したいという方もいるかもしれません。

もし、「どんなビジネスをするのか」決まっていない場合や、どんなビジネスを始めるか迷っている場合は、以下の問いを考えてみてください。

  • 独立・起業の先に何を目指すか?
  • なんのために独立・起業するのか?

世の中はいろいろなビジネス、仕事にあふれています。

「行政書士として起業したい」
「日本料理店を経営したい」
「設計事務所を立ち上げたい」

どんなビジネスを選択するのも本人の自由です。ただし優柔不断なまま起業してしまうと、「あっちのビジネスをすればもっと成功したかもしれない」と後になって後悔したり、途中で違うことを始めてしまったり、と事業に集中できなくなる可能性が高まります。

このとき、「独立・起業の先に何を目指すか?」「なんのために独立・起業するのか?」がとても重要になってきます。

これは言いかえると「あなたは人生で何を目指すのか?何を実現したいのか?」ということになります。この問いの答えが曖昧だと「優柔不断なまま起業してしまう」ことになり、注意が必要です。

選択・集中してビジネスに取り組まないと成功もおぼつかないです。成功できる可能性を高めるために、人生の目標・目的にあったビジネスを探りましょう。

そして独立・起業後に良いスタートを切るためにまずは、ビジネスモデルを明確にしましょう。

これは言いかえると「他と何が違うのか?=強み」ということになります。これはビジネスの新しいアイデアだったり、他社と違うサービスだったり様々です。

例えばあなたのビジネスが「設計事務所の経営」だとしたら他の設計事務所と何が違うのかをあらかじめ明確にしておくということです。

大手の設計事務所ではなく、個人や小規模な事業ならではの強みといえば、どんな点を思い浮かべますか?あなたの最大の強みとは何でしょうか?

「変更に柔軟に対応できる」
「短納期に対応できる」
「専門性と質が高い」

個人や小規模な事業の場合は、商品やサービスの質にこだわることが可能です。そしてこの「他と何が違うのか?」は「自分にできることは何か」を出発点にして考えてみると良いでしょう。

特にいままでの経験や知識を利用して独立・起業する場合は、自分が持っているスキルや経験、また独自の発想、まだ業界で取り入れられていないアイデアなどが該当します。また、それだけでなく、小規模な事業ならではのメリットを活かし、サービスの質での勝負も意識すると良いでしょう。

「他と何が違うのか?=強み」を活かした独立・起業が成功への近道となります。自分には何ができるかを明確にしておきましょう。

公開日:2018年11月08日

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