横須賀市港湾部×LIXIL
港湾の社会課題に民間ならではのアイデアを提案
――横須賀市の港湾施設に、すり抜け防止対策の後付けフェンスを寄贈
高橋学、水越則之、佐々木佑香(横須賀市港湾部)
防護柵改修後に実施したアンケート調査――利用者からは高評価
LIXIL担当者:
寄贈したフェンスが設置された1カ月後の2025年1月、設置現場付近に来訪する64人に3日間アンケート調査を行いました。私が見る限りでは、結束バンドへのいたずらや破損はこの時点では見受けられませんでした。
結果は以下の図で示しています。アンケートに回答いただいた方から、「以前は子供の目線の高さに樹脂製の結束バンドやネットの針金が出ていて危険を感じていた」などのご意見がありました。また、「WEBですり抜け防止ネットが新しくなったことを確認したので子供を連れてきました」という方もいらっしゃいました。
スチール製グリッドフェンスを付けた防護柵に対して、全体としては好意的な回答が多く、業界新聞やWEBなどさまざまなメディアでも取り上げられたことからも、一定の成果があったと考えております。





以前の防護柵の状態。手すりに巻き付けた樹脂製の結束バンド(写真左)と、金網がボロボロになり触ると危険な状態(写真右)



格子のすき間が15.5㎝の現在の防護柵(うみかぜ公園)





地面まで伸ばしたグリッドフェンスは、袋ゴミ等のモノが海に落ちることを防いでいる



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公開日:2025年03月17日