オンラインセミナーレポート
8月26日(木)開催
- 窓から見える豊かな暮らし -

LIXILプレゼンツ
全国一斉オンラインセミナー
- 窓から見える豊かな暮らし -

ゲスト
総合内科専門医/
法務省矯正局医師
おおたわ史絵 先生
司会
曽田麻衣子 氏
ゲスト
法政大学デザイン工学部
建築学科 教授
川久保俊 先生
アーカイブ動画公開中!
2021年8月26日(木)に
開催したセミナー概要を
ご視聴いただけます。
PROGRAM
1
コンセプト&プロダクト説明
「豊かで快適な住まい」を実現する、LIXILのご提案
LIXIL LHT-J 営業本部 関塚 英樹
 LIXILの考える高性能住宅は、「省エネ」と「健康・快適」の二つが両立できる住宅です。
住宅の高性能化が進むと、「省エネ」に対しても有効性が出てきて、かつ「健康・快適」面にもメリットが生まれます。これまでは感覚的に捉えていた窓から取り入れる心地よさ、すがすがしさというものが、学術的観点から見ても健康に好影響を及ぼすことがわかっています。「省エネ」と「健康・快適」を両立させて"心も体も満たされる豊かな暮らしができる家"、それがLIXILの目指す"高性能住宅"です。

 またLIXILでは、循環型社会の実現に向け、リサイクル資源を積極的に活用する商品開発を進めています。8月に地域限定で発売された「樹脂窓EW」は、「リサイクル材使用率の拡大」、「樹脂とガラスの分離への配慮」、「樹脂形材再資源化への配慮」として、木調色には、樹脂形材と同時に再生利用ができる「樹脂ラッピング材」を採用するなどの工夫をしています。

 LIXILは高性能窓の提供を通じて住宅の高性能化を推進し、人びとのいつもの暮らしを、より豊かで快適にするとともに、資源の循環利用に配慮したモノづくりを推進することで、社会全体が豊かで快適なものとなるよう貢献していきます。
PROGRAM
2
基調講演
健康のカギは外観ではなく「外感」!?
おおたわ史絵 先生
1
窓と免疫

 免疫力を上げるビタミン D を体内で生成するためには、陽の光を浴びることが重要です。太陽の光を取り入れ、浴びることで人間の身体は自分でビタミンDを作り出すことができます(夏であればおよそ5〜10分浴びるだけで、必要なビタミンDは生成可能)。そのため、窓の近くでお茶を飲んだり、朝起きた時に窓を開けて深呼吸をするだけで十分ビタミンDは作れるため、一番日当たりの良い場所に窓がある事がとても大事になってきます。

 最近の日本人の場合には、乳幼児のビタミン D 不足というのが問題視されています。子供の頃から紫外線をブロックしすぎるあまり、子供が太陽不足となり、ビタミンD濃度が低くなるのです。そのため、小児科学会の先生の皮膚科専門の先生は、子供にあまり過度な日焼けブロックをしないようにという事を提唱しています。以上のことからも、太陽の光を取り入れる窓のそばにいるということが大事です。

2
窓と睡眠

 “眠る”ということを夜に始まることだと思っている人が多いですが、それは間違いで、眠るということは実は昼間のうちから始まっています。「セロトニン」という幸せホルモンがありますが、これが十分に出ていると、人間はやる気が出て幸せを感じます。一方このセロトニンが枯渇してしまうと元気が出なくなり、うつ病という状態になるため、セロトニンがとても大事です。このセロトニンは、陽の光を浴びることでどんどん作られるようになるため、やはり窓のそばで太陽の光を浴びることが重要です。それにより1日が幸せな気分で始められることになります。

 朝〜昼間のうちに太陽の光を十分に浴びて作られたセロトニンが、日が暮れていくと、メラトニンというものを作る原料に変わっていきます。メラトニンは眠りを誘うホルモンであるため、昼間のうちにどれだけセロトニンがちゃんと出ていたかが夜の良い睡眠につながっていきます。そのため、昼間からたくさんの陽の光を浴びて、セロトニンを生成することが良い眠りをつくるうえで重要となります。ですので、“窓にこだわる暮らし”=人々を健やかにして、かつ幸せにする暮らしなのではないかと思います。

PROGRAM
3
パネルディスカッション
専門家が徹底掘り下げ!「暮らしの質と窓の関係性」
おおたわ史絵 先生/川久保俊 先生/曽田麻衣子 氏(司会)
LIXIL サッシ・ドア事業部 樹脂窓SBU 橋爪 隆
LIXIL サッシ・ドア事業部 サッシ・ドア市場戦略部 柳通 一晴
 LIXILでは素材に関わらず、高性能な窓を提供し、脱炭素・循環型社会の実現に貢献していくという理念を持っております。この理念と川久保俊 先生のSDGsに関する研究には共通する部分があり、今回はプラスチックを循環させることの重要性についてディスカッションを行いました。更にSDGsのひとつとして含まれる「健康」についても、引き続きおおたわ史絵 先生と一緒に、窓と我々の健康との関係についてディスカッションしました。
1
「SDGsを生かした建築の重要性」

川久保俊 先生:
「SDGsの観点から、窓を高性能にすると空間が暖かくなり風邪をひきにくくなります。また、うつ病にもなりにくくなり、SDGsのゴール3番「すべての人に健康と福祉を」につながります。断熱性能が高くなるとエアコンの効きが良くなり、エネルギーの消費の量も減るためゴール7番「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」にも貢献。結果的にこれらがゴール13番「気候変動に具体的な対策を」にもつながります。今回LIXILが発表した「樹脂窓EW」については、資源循環でちゃんと回収するところまで提案しているため、SDGsに貢献する取り組みだと思います。」

2
「窓と健康の関係性」

おおたわ史絵 先生:
「中と外をつなぐ窓は、単純に中と外をつなぐだけでなく、自分と他者とをつなぐものでもあります。人間は一人で生きているのではなく、社会の中でどう共生するかにより健やかな幸せを見つけていく。そういった意味で家の中における窓の役割は大きいですね。」

川久保俊 先生:
「WHOの健康の定義において、肉体的健康、精神的健康、社会的健康と、この三つを満たしてはじめて健康だと定義しています。社会とのつながりを作る窓=社会的健康、コロナ禍の中での換気などウイルスを体内に入れない窓=肉体的健康。そしてうつ病になりづらくする窓=精神的健康。光を取り入れ、換気し、人とのつながりをつくるインターフェイスである窓という重要性を、また再認識しなければいけないと思います。」

<登壇ゲスト 総括コメント>
川久保俊 先生 「今日こうやって皆様と議論する中で、窓の重要性を改めて再認識しました。いい家作りが我々の生活を豊かにして、高性能窓を選択することは、結果的に地球環境を守ることにもつながってくるということにもなります。SDGsはそういうことも教えてくれますし、今こそ我々は自分の家の重要性を再認識するとともに、日々の生活に少しでも良い暮らしを取り入れていくことを意識しないといけないかなと思っております。」
おおたわ史絵 先生 「私はドアとか、サッシとかのパーツマニアでして、パーツをみるだけでちょっとワクワクしているぐらいです。ですので、本当に皆様のお話が聞けて勉強にもなりましたし楽しかったので、是非また機会があれば皆さんとご一緒させていただきたいと思います。皆さんのお役に立てればと思いますので。ありがとうございました。」
次回予告
2022年1月開催予定