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工務店経営会議2025

選ばれる家・選ばれる会社をつくる ― 脱炭素時代の工務店戦略

選ばれる家・選ばれる会社をつくる ― 脱炭素時代の工務店戦略
エコワークス株式会社 代表取締役社長 小山貴史 氏

エコワークス株式会社
代表取締役社長
小山貴史 氏

プロフィール
株式会社LIXIL LIXIL HOUSING TECHNOLOGY サッシ・ドア事業部 柳通一晴

株式会社LIXIL
LIXIL HOUSING TECHNOLOGY サッシ・ドア事業部
柳通一晴

省エネ+意匠+WLCが脱炭素時代の家づくりのカギ

気候変動を背景に、脱炭素が生活者の消費行動にとって重要なキーワードになりつつあるが、それだけで人は家を選ぶわけでもない。長年エコハウスの普及拡大に取り組んできたエコワークス社長・小山貴史さん、LIXIL HOUSING TECHNOLOGY サッシ・ドア事業部の柳通一晴さんで“脱炭素時代に選ばれる家づくり・工務店”について議論した。
小山さんは、昨今のエネルギー政策や住宅施策の流れを踏まえ「遅くとも2035年までにはGX志向型住宅・GX ZEHの基準である断熱等級6・一次エネルギー消費量等級8の義務化が検討される」との見解を提示。さらに蓄電池やHEMSも「日本は太陽光が再エネの主力。日中の余剰電力を夜間に活用する手段を社会実装する必要がある」とその重要性を強調した。
ただ「経済性とセットになる省エネの話は契約するまで伝わりにくい」(小山さん)。そのため、生活者に対してはInstagramやYouTubeで「あらわしの木の家のデザイン」だけを訴求している。
設計上も、床や外壁の面積に対する窓面積の割合などを社内でルール化して、性能と意匠を両立させる。太陽光発電も大容量を標準化し「社内でバラバラにならないよう仕様やルールを定め、チームで脱炭素社会に向けた提案を行っている」という。
柳通さんは、独自の生活者調査から「最近家を建てたお客様(施主)は窓に関して何かしら要望を出した割合が高い」というデータを提示。しかも性能はもちろん窓種やデザインへの関心も高く「右脳的な“エモさ”」が設計上の武器になりうる可能性を示唆した。
また今後は、生産・解体時に排出されるCO2を含むホールライフカーボン(WLC)の概念にもさらに注目が集まると予想される。柳通さんは、工務店の環境戦略として「トータルのCO2排出量を見える化する」「CO2を削減する具体的な行動を取る」「取り組みを生活者に伝える」の3ステップを提案。「脱炭素を意識した会社づくりで、エコを利益につなげてほしい」と話した。
記事提供:新建ハウジング(2025年12月20日発行号掲載)

関連情報:「木の家専門店」エコワークスYouTube

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