洗浄水量がわずか4リットル、年間で約14,700円の節約!
『超節水トイレECO4』の洗浄テクノロジー

1.LIXILが考える節水とは

LIXILはこれまで、生活者様のニーズに応えるものづくりに携わってきました。エコファースト企業として、省エネはもとより、大切な水資源を守るため、他社に先駆けたトイレの節水性能を進化させてきたのです。

LIXILの、節水便器におけるコンセプトは以下の3つです。
【1】 汚物がつきにくい広い溜水面
【2】 便器鉢内を洗う「鉢洗浄性能」
【3】 汚物を排出する「排出性能」をしっかり確保していること

このコンセプトを元に、2006年には業界初の大洗浄6リットルの「ECO6」を、2009年にはやはり業界初の大洗浄5リットルの「ECO5」を発売しました。
そして2011年、更に進化した大洗浄4リットル、小洗浄3.3リットルの業界No.1*1節水トイレ「ECO4」開発し、その機能を主力機種である「SATIS」、「アメージュZ」に搭載、発売しました。

2.「ECO4」節水技術の概要

「ECO4」の節水技術の概要は、それぞれ以下の事柄が上げられます。
・「SATIS」これまで低水圧のトイレで補助用として活用していた「ブースター」を進化させました。
・「アメージュZ」新技術のタンク式無電源「エアドライブユニット」を開発しました。

これらの技術向上により、洗浄水量がわずか4リットルの水で、コンセプトを保ちながら節水性能を向上させることができました。
「ECO4」を使用すると、従来品*2(大13リットル)に比べて、約73%の節水が実現され、2日でお風呂1杯分以上(305リットル)、水道料金に換算すると、年間で約14,700円の節約ができます。
※1 2011年1月現在
※2 1989年〜2001年発売品

3.「SATIS」による「ECO4」実現のポイント

タンクレス便器「SATIS」における「ECO4」実現のポイントは以下の2つです。
【1】従来品では汚物排出にのみ使用していたブースターに蓄圧された水道水を、便鉢の洗浄にも使用した。
【2】効率よく汚物を便器の中央に集め、より速くサイホンを起動させるように便器形状(鉢形状、トラップ形状)を最適化した。
このことによって、少ない水でも洗浄能力を向上させ、溜水面はサイホン式の広さを確保したまま、洗浄効率のアップが実現しました。






4.「アメージュZ」による「ECO4」実現のポイント

「アメージュZ」における「ECO4」実現のポイントは3つあります。
【1】タンクの水を100%上から流し、4Lの水を鉢洗浄、汚物排出のどちらにも無駄なく活用した。
【2】効率よく汚物を便器の排出口に集め、より速くサイホンを起動させるように便器形状(鉢形状、トラップ形状)を最適化。
【3】新技術のタンク式無電源「エアドライブユニット」で、洗浄時に便器のトラップ内の空気を吸引することで、強力なサイホン現象を素早く発生させ、排出をアシスト。
これにより少ない水でも洗浄能力を向上させ、溜水面はサイホン式の広さを確保したままで、洗浄効率アップが実現しました。








5.節水技術のパイオニアとしてできることを

LIXILは、これからも節水技術のパイオニアとして、これらの技術を他のトイレ商品にも展開していくことで、より環境と生活者にやさしいトイレを開発して参ります。
また、「いつもきれいにしていたい」、「見た目もステキにしていたい」といった生活者目線での商品の開発を行い、『トイレはオンナゴコロ。』をキーワードに、誰もが、「うちのトイレが好き。」と言えるしあわせをお届けします。

Copyright © LIXIL Corporation. All rights reserved.