2026/01/30

浴室・水回りを熟知するホテルマニアのLIXIL社員に、ゲスト視点や自身の経験を
ふまえながら、ホテル浴室や水回りに対する思いや考えを取材しました。
中でも今回は「浴槽」を中心に、さまざまな視点でホテル浴室の価値向上に
つながるポイントをご紹介します。

今回取材したのは・・・

LIXIL 四国支社 香川営業所
太田 由季子さん

私自身、月の休日の約半分をホテルで過ごすくらい、ホテルステイが大好きで、仕事でもプライベートでも様々なホテルに泊まっています!単に「寝る場所」としてではなく「その空間で過ごすこと」を目的にしているため、自宅から日帰りできる距離であってもあえて宿泊するのがこだわりです。
主な利用シーンは2つ。1つは、「アクセスの良いビジネスホテル」。もう1つは、娘と非日常を満喫するための「リラックスできるシティホテル」です。プロとしての「機能を見る目」と一人の利用者としての「居心地を楽しむ心」。この両面で体感したホテルトークを、日々のお客様への接客・提案にも活かして楽しんでいます。

まずはホテル選びから。
水回りのプロが選ぶホテルとは?

Q:宿泊するホテルを決める際、どのように情報収集していますか?

部屋の改装の口コミや、部屋の広さ、清掃やスタッフさんの対応など、サイトや口コミで細かくチェックしています。詳しい設備の写真はホテルの公式サイトの方が充実している場合が多いですね。どんな設備なのか、ゲストにしっかり伝わるようしてあると良いですよね。

Q:ホテル選定の際の参考として、浴室や大浴場、水回りなどに関しては、どのような点に注目して調べますか?

魅力を感じる点は大浴場やサウナ、ジェットバスがあること。もちろん、お風呂がキレイ!というのはポイントですね。お風呂とトイレが別々であることや、蛇口がであることもチェックします。

今回の注目ポイントは「浴槽」。
プロが考える「これがよかった!」「これはダメ・・・」をご紹介。

Q:今までに泊まったホテルの中で、浴槽の機能や仕様、デザインについて印象にのこっているものはありますか?

人造大理石を採用しているリゾートホテルで、調光照明を暗くしたときに浴槽がキラキラして綺麗だったのが印象的でした。調光照明はお客様のニーズも高くおすすめです。また、肩湯もあり、肩湯のあとに身体のぽかぽかが続いたときは感動しました。

Q:理想とする浴槽はどんなものですか?

浴槽の中に中段(手を掛けられる段差)があると、浴槽から楽に立ち上がることができて、腰痛などがあるときには助かります。中高年のお客様にご紹介すると、気に入っていただけることが多いポイントです。握りバーがあるとさらにいいですね。

Q: 逆に、「こういう浴槽のホテルは選ばない」というポイントはありますか?

浴室の設備の古さは気になります。FRP素材の浴槽が経年劣化で変色していたり、お手入れの方法によって傷がついてしまっている場合もあります。劣化している場合は交換していただきたいですが、人造大理石は傷にも強く、お手入れが簡単な点でもおすすめですね。

Q:意外とゲストはここを見ている!というチェックポイントは?

浴槽に浸かった際にすぐ目につくのが壁面のカビです。やはり不特定多数の人が利用するホテルなどのカビは、自宅以上に気になります。浴槽の壁面をちょっと立ち上がってからコーキングしてあるものは水が溜まりにくくカビにくいので、お手入れの面では理想的です。

Q: 浴槽浴に関連しておすすめの商品はありますか?

肩湯のお話をしましたが、浴槽で肩湯を導入できない場合、多機能シャワーと角度調性のできるシャワーフックでも肩湯を楽しめます。シャワーフックはマグネットで場所も自由に変えられるので、おこさまや介助が必要な入浴シーンでも大変便利です。

いかがでしたでしょうか。
ホテルゲストとして、そして浴室をよく知るプロとして、
多角的な視点があるからこそ気付ける、さまざまなポイントをご紹介いたしました。
ゲストの満足度アップにつながるホテル運営に、ぜひお役立ていただければと思います。
今回の記事を読んで気になった点に関するご相談も、お待ちしております。