2026/03/31

浴室・水まわりを熟知するホテルマニアのLIXIL社員に、ゲスト視点や
ホテル浴室や水まわりについて取材したインタビュー企画第2弾!
今回は「水まわりレイアウト」を中心に、理想の浴室から「使いづらかった」という
実体験まで、ホテルマニア兼営業のプロのリアルなご意見をご紹介します。

前回に引き続き、この方に取材!

LIXIL 四国支社 香川営業所
太田 由季子さん

私自身、月の休日の約半分をホテルで過ごすくらい、ホテルステイが大好きで、仕事でもプライベートでも様々なホテルに泊まっています!単に「寝る場所」としてではなく「その空間で過ごすこと」を目的にしているため、自宅から日帰りできる距離であってもあえて宿泊するのがこだわりです。
主な利用シーンは2つ。1つは、「アクセスの良いビジネスホテル」。もう1つは、娘と非日常を満喫するための「リラックスできるシティホテル」です。プロとしての「機能を見る目」と一人の利用者としての「居心地を楽しむ心」。この両面で体感したホテルトークを、日々のお客様への接客・提案にも活かして楽しんでいます。

ホテル選びのポイントになる
「これが理想!」な水まわりレイアウトとは?

Q:理想とする水まわりレイアウトとはどんなものですか?

浴槽とトイレと洗面は別が理想ですが、金額が大幅に上がるなら3点式ユニットバスでも気にしません。ただ、できれば浴槽が足がのばせるサイズが理想ですね。また、客室と浴室との間の段差は、低いとうれしいです。入るのも出るものもあぶないですね。段差がある場合は手すりがあるといいですね。

Q:ホテル選定の際の参考として、水まわり特にレイアウトに関して注目して調べるポイントはありますか?

予約サイトだけでなく、ホテルの公式サイトもチェックします。水まわりで言えば、大浴場や露天風呂があるか、それがどんなものかなど、写真も情報も充実している印象です。それがホテル選びの決め手になることもあります。加えて、客室内のレイアウトも必ず確認します。
特に家族で宿泊する際は誰かがお風呂に入っていても気兼ねなくトイレや洗面台を使えるレイアウトになっているかは重要視します。

過去に泊まったホテルで体験。
「これは残念だった・・・」水まわりレイアウトとは?

Q:今までに泊まったホテルの中で、水まわりレイアウトについて残念だったレイアウトはどんなものですか?

以前、家族で都内の有名シティホテルに宿泊した際の話です。居室は広々しているのに、水まわりだけが閉鎖的な3点ユニットでした。ドアを開けた途端、狭い空間にトイレも洗面も押し込まれていて、一気に現実に引き戻されるというか…。空間のバランスが悪く、圧迫感を感じるレイアウトはもったいないなと思いました。

Q:「こういう水まわりレイアウトのホテルは選ばない」というポイントはありますか?

予約サイトの写真では分かりにくいことも多いですが、「客室の平米数が狭いのにバスタブがある部屋」は避けるようにしています。洗面脱衣のスペースがなかったり、便座と壁の距離が近すぎて立ち座りがしにくかったり。特に中高年のゲストにとっては、動きやすさ=安全性にも直結します。用途ごとにしっかり動線が確保されていない水まわりのホテルは選びません。

水まわり営業のプロならこうする!
改修するならこんなレイアウトがおすすめ!

Q:先ほどのような水まわりを改修するなら、プロ視点でどのような水まわりレイアウトを提案しますか?

客室面積がある程度確保できるのであれば、迷わず「アウトベイシンスタイル」を提案します。 複数名での宿泊時、「誰かが入浴中だと洗面やトイレが使えない」というのはお客様にとって大きなストレスになります。また、浴室のドアや間仕切りをガラス張りにし、壁で仕切ることで生じがちな圧迫感を解消させます。

Q:広さが確保できない場合におすすめのレイアウトはありますか?

都内などで客室のスペースが限られる場合、大浴場などがあるホテルであれば、思い切って客室は浴槽なしのシャワーユニットにして、洗面やトイレとはセパレートにするのも一つですね。インバウンドのお客様や若いゲストは、浴槽なしで十分という方も多いようです。

いかがでしたでしょうか。
水まわりレイアウトひとつとっても、使い勝手やホテルならではの魅力など
ゲストが求める価値を踏まえると、様々な可能性が広がります。
ぜひ、浴室づくりの参考にしていただければ幸いです。
お部屋の広さに合わせたリニューアルなどのご相談も、お気軽にお寄せください。