2020/10/26

新型コロナウイルス感染症の影響が続く観光業界。
前回の記事の通り、withコロナ時代にはゲストの宿泊・滞在スタイルがますます多様化しています。
今、特に注目される“ステイケーション”や“マイクロツーリズム”などで需要が高まる
ホテル滞在時の“癒やしのひととき”を提供するための浴室リフォームについてご紹介します。

“ステイケーション”や“マイクロツーリズム”など
「手軽に癒しの時間が味わえる」宿泊スタイルが注目。

観光庁が8月31日に発表した宿泊旅行統計調査によると、7月(第1次速報)の宿泊者数は前年同月比56.4%減の2,258万人泊、客室稼働率は30.4%となっています。いまだ厳しい状況が続くものの、6月に比べると日本人宿泊者は徐々に回復していることがわかります。

日本人延べ宿泊者推移

そんな中、注目されているのが近場の宿泊施設でゆっくりと休暇を楽しむスタイルです。「Go To トラベル」事業が開始されたものの、当初東京都が除外されたことや、長距離移動に伴う感染リスクの懸念などが理由として考えられます。

“ステイケーション”は自宅近くの宿泊施設に滞在して気軽に楽しむ休暇のことで、“マイクロツーリズム”は主に自家用車による移動を中心とした地元や近隣への観光のことです。withコロナ時代において、自粛疲れや在宅ストレスの多い生活から「手軽に非日常を味わいたい」「リラックスしたい」というニーズが、これまで以上に高まっている状態と言えます。

これに伴い“ステイケーション”専用のページを用意する大手旅行予約サイトや、新しい旅行・宿泊スタイルに対応する宿泊施設が増えています。例えば、客室でちょっと贅沢なアフタヌーンティーが楽しめるプランや連泊での割引プラン、エステがセットになった宿泊プランなど、各施設が新たな需要獲得に向け、特別な体験の提供に趣向を凝らしている状況です。

客室での過ごし方「湯船に長くつかる」が第3位。
プレミアムバスルーム付客室プランで宿泊時の満足度アップを。

ホテル客室での過ごし方(TOP5)

ここで改めて押さえておきたいのが、ホテル宿泊時にゲストが重視する客室での過ごし方。LIXILが過去に行った「宿泊施設に関する調査」(2017)では、「お酒を飲む」「食事をする(持ち込み)」といった客室内での飲食につぎ、「湯船に長くつかる」が第3位となり、浴室空間やバスタイムに対するゲストのこだわりの高さがわかります。

そこでご紹介するのが「まるでスパのような心地よさ」と人気のLIXIL高級システムバスルーム「SPAGE」です。多くの方に支持される一番の魅力は、スパ施設のような「肩湯」や「打たせ湯」、「ジェットバス」など、ひとつ上のくつろぎをもたらす多彩な機能(一部オプション)にあります。自宅では味わえない贅沢な入浴体験が、ホテル宿泊ならではの付加価値となりえるのです。

高級スパ施設のような肩湯

※肩湯(アクアフィール)機能を採用する場合、自治体への確認が必要です。

臨場感たっぷりの映像とサウンド

他にも、シアターのような大画面の浴室テレビ&サウンドシステムや照明、壁・床などの浴室空間にもこだわりがちりばめられているのも魅力です(一部オプション)。旅行や観光に「癒し」を求める多くのゲストにとって、プレミアムバスルーム付客室の宿泊プランを提供することはホテルの新たな魅力として映り、客数アップへの一助となるかもしれません。

極上のくつろぎに加え、
業務効率アップにつながる清掃性の高さも魅力。

また、宿泊施設にとっての課題である客室清掃の時間やコストの削減にも貢献。SPAGEは汚れが気になる排水口をはじめ、浴室内の床からドア、鏡にいたるまでLIXIL独自の技術を採用。優れた清掃性を発揮します。特にwithコロナの時代、清掃性の向上および清掃時間の短縮は、スタッフの感染予防、長期的にはホテル運営の効率改善にも寄与すると考えられます。

いかがでしたでしょうか。
今後も“ステイケーション”や“マイクロツーリズム”など、
ゲストの「手軽に“癒しのひととき”を味わいたい」といったニーズの高まりが予測される今、
宿泊施設として新たな対応を考えていくことが重要となります。
ゲストはもちろん、スタッフの満足度アップにもつながる
システムバスルーム「SPAGE」の導入・リフォーム。
この機会に、ぜひ検討されてみてはいかがでしょうか。