"床浮きのトイレ"が語りかけるもの。

各務謙司(カガミ建築計画)×フロート トイレ(LIXIL)

『建築知識』2020年3月号 掲載

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Usability

「フロート トイレ」は施工性と利便性もよい

フロート トイレ
「フロート トイレ」を正面から見る。床と便器のクリアランスは70㎜。ライニングのパネルは間接照明ボックスと一体化されており、幅は間口寸法に合わせて、ねじで調整することが可能。表面は木目調のオレフィン化粧シート。ホワイトアッシュ[写真]とグレーアッシュの2色がある
ライニングの天板
ライニングの天板は開閉が可能。指が入るようにクリアランスが設けられている。内部にはタンクの両脇にトイレットペーパーなどを収納できるので、何かと手狭なトイレをすっきり見せられる

写真=加藤元樹

フロート トイレ
グレーアッシュ ホワイトアッシュ
便器を床から浮かせることの最大の利点は、清掃がしやすくなること。フロアワイプが奥まで届く設計になっているので、トイレの床掃除が今まで以上に楽になる

Special Edition

Special Edition床排水を壁排水に変えた"プレミアム"なトイレ・リノベ

各務謙司(カガミ建築計画)× SATIS Sタイプ(LIXIL)

"床段差の解消"は、リノベーションの付加価値を高める手法の1つ。ただし、床の排水管を上手に引き回す必要がある。排水管の分、床を上げてしまうと、床段差による不便さに加え、天井高も低くなってしまう。そこで有効となるのが、ライニングを活用した床上での排水管引き回し。
「松濤D邸」では、タンクレストイレの背面にライニングを設置して、床排水を壁排水に変更。トイレと廊下の間に生じていた床段差を解消した。ライニングは、便器脇の洗面カウンターと一体化して、家具のように見せている。

壁排水に変更した「SATIS Sタイプ」背面のライニング 
壁排水に変更した「SATIS Sタイプ」背面のライニング、洗面カウンターをL字にして一体化したトイレ。カウンター材は高級感のあるクォーツエンジニアードストーン。床材は磁器質タイルを使用
カウンターの腰壁
カウンターの腰壁は清掃性を考慮してキッチンパネル仕上げ。壁に埋め込んだ鏡も含めて、全体を面で納めて"プレミアム"な雰囲気を演出
床排水の場合は、床に150㎜程度の懐を確保する必要があり、廊下との間に床段差が生じてしまうケースがある。壁排水に変更すれば、その段差を解消できる

写真=平林克己

トイレの床を解体した後の様子。
床排水を壁排水に変更する工程。①トイレの床を解体した後の様子。既存の排水管(床排水)が確認できる。②排水管を壁際に引き回して立ち上げ、その廻りを木下地で囲んでライニングとする。③その後は、石膏ボードや合板などで面をつくり、仕上げ材を張る

雑誌記事転載
『建築知識』2020年3月号 掲載
http://xknowledge-books.jp/ipscs-book/BooksApp?act=book&isbn=4910034290300

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公開日:2020年03月25日

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