「体を温める」を超えて「湯を愉しみ、時を味わう」。

システムバスの歴史

浴槽は、お湯に入るための器から、お湯に包まれる場所へ。

初期のシステムバスの浴槽の素材はFRP(繊維強化プラスチック)。形は、背面や側面が垂直に立っていました。ひざを立てて座り、体を温めることのみが目的になっていました。そこから浴槽は時代と共に進化を果たします。背面に角度を持たせ、長時間の入浴が愉しめる浴槽フォルムへと変化。お湯に包まれる快感と安心感が得られるようになりました。

背面の角度と共に、くつろぎも深くなる。

マイホームで贅沢なバスタイムを愉しむ。

ホテルを中心にして採用されていたシステムバスは、1980年頃からハウスメーカーへの供給が増え、一般家庭にも広がっていきました。それに伴い、システムバスに空間提案の視点が取り入れられるようになりました。空間がより広くなると同時に浴槽も広くなり、また、素材に人造大理石を使った商品が登場。さらに、ひじを置いてくつろぎの姿勢になれるアームレスト浴槽、低騒音ポンプを採用して時間を気にせず使えるジェットバスなど、入浴を愉しむための機能が追加されました。

日本人の入浴の愉しみ方が多様化してきた。

浴槽は、豊かな時間を提供するものへと進化をしていきます。お湯につかりながら、家族とのコミュニケーションを愉しむ。ゆっくり半身浴をする。そのためのベンチスペースがある「ワイド浴槽」。寝具に近い姿勢でお湯に浸れる「リクライニング浴槽」。ヘッドレストに頭を乗せれば、お湯に浮遊する感覚が味わえる「ハイレスト浴槽」などが登場しています。

日本人の心が、システムバスの浴槽を進化させる。

最新の浴槽は、首から肩に、優しいお湯をまとうかのような新感覚の「アクアフィール(肩湯)」を搭載。全身浴でも半身浴でも体が冷えず、新しい快感入浴を満喫できます。幾多の試作が重ねられて生まれた厚さ約4mmのお湯のベールが、なめらかに、途切れることなく流れ出て、頚(くび)を温め、血流量を増加させ、美容と健康にうれしい時間をつくります。吐水口に組み込んだ照明による光の演出も美しく、リラックス効果も高まります。温泉やスパ・リゾートのような心地よさを、家のお風呂でも味わいたい。それは、お風呂を愛し、本当の心地よさを知っている日本人ならではの想いかもしれません。LIXILは、人生の質を高めるようなお風呂をこれからもつくっていきます。

アクアフィール
厚さ約4mm のお湯のベールが、優しく肌をなでる。